コラム / 仕組み・気づき

散水・蒸発・製品含有水は
下水道に流れていない
——その疑問、正解です

対象:施設管理者・コスト担当者 テーマ:消失水の正体・過払いの仕組み

「散水した水や蒸発した分も、下水道料金に含まれているんじゃないか?」

そう気づいた方、鋭いです。施設全体のコスト構造を俯瞰で見られる方だからこそ気づける視点です。

結論から言います。

ANSWER
その通りです。
そして、その分は削減できます。

下水道に流れていない水とは

下水道料金は現在、水道の使用量をそのまま排水量とみなして計算されています(みなし請求)。しかし実際には、使った水のすべてが下水道に流れるわけではありません。

下水道に流れずに「消失」する水は、大きく3つに分けられます。

① 散水・蒸発による消失

工場や施設の敷地内で行われる散水(防塵・冷却・緑地管理など)は、地面に吸収されたり蒸発したりして、下水道には流れません。

また冷却塔(クーリングタワー)では、冷却水が蒸発することで熱を逃がす仕組みのため、使用した水の相当量が水蒸気として大気中に消えていきます。製造工程での加熱・乾燥・煮沸でも同様です。

これらはすべて「使ったけれど下水道には流れていない水」です。

② 製品含有水分による消失

食品・飲料・化学品などの製造では、製品そのものに水分が含まれます

ペットボトルの飲料水は製品として出荷されます。食品に含まれる水分も、下水道には流れません。豆腐・缶詰・調味料・化粧品など、製造工程で水が原料や製品に取り込まれる業種では、この消失量が特に大きくなります。

③ 人体への吸収による消失

病院・介護施設・学校・食堂など、多くの人が飲食する施設では、飲料水・食事・点滴などとして体内に入る水分が相当量あります。

体内に吸収された水は当然、下水道には流れません。


つまり、いくら払いすぎているのか

これらの消失分がすべて「排水した」としてみなし請求されているということは、消失量が多い施設ほど余分に払っている金額が大きいということです。

業種別の削減率の目安はこちらです。

業種 主な消失ルート 削減率の目安
工場(製造・食品・化学) 蒸発・冷却・製品含有 最大30%
銭湯・温浴施設 湯気・体への吸水 最大40%
クリーニング店 スチーム蒸発 最大30%
病院・介護施設 厨房蒸発・体内吸収 施設規模による
コインランドリー 乾燥機蒸発 最大20%

削減の仕組みはシンプル

やることはシンプルです。排水口に流量計を設置して、実際に下水道へ流れている量を計測します。この実測データをもとに自治体へ申請し、認められれば実際の排水量に基づいた料金に切り替えてもらえます。

「使った量」ではなく「実際に流した量」で払う——それだけのことです。

長年にわたってみなし請求のまま放置されている施設がほとんどのため、一度も見直しをしていない施設では特に大きな削減効果が出やすい状況です。

POINT / まとめ

「うちの施設はいくら削減できるか」を確認したい方は、まず無料診断からどうぞ。請求書と配管図面があればすぐに診断できます

消失水の分、見直してみませんか?

請求書と配管図面の2点から、お客様の施設に固有の消失水量と削減見込み額をお伝えします。
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